来年4月にJA仙台やJAみやぎ亘理など宮城県内の4つの農協が合併し、新しいJAが発足することが決まりました。組合員の減少や高齢化など共通の課題に取り組み経営基盤の強化を目指します。
4つの農協では26日、それぞれ臨時の総代会が開かれ、いずれも賛成多数で「合併」が可決されました。

合併するのは「仙台」、「岩沼市」、「名取岩沼」、「みやぎ亘理」の4つのJAで名称は「仙台農業協同組合」、「JA仙台」となります。新たなJAは6つの市と5つの町で構成され総組合員数は、4万8866人に。貯金量は、およそ4445億円といずれも県内最大になります。

4つのJAは、組合員数の減少や高齢化が課題となっていて合併により共同利用施設の効率的な運用や資材コストの抑制、広域販売などに取り組み経営基盤の強化を図ります。
JAみやぎ亘理 大堀正信代表理事組合長:
「新規就農者(の確保)を積極的にPRをして進めていかなくては。合併によってエリアが大きくなり募集が可能になるので」

今後、県の承認を受け来年4月に新たなJAが発足します。