どぶろくの造り方は日本酒と同じですが、酒造米ではなく、一般に食べられている飯米を使って仕込むのが特徴です。
水に1時間程浸した遠野産「あきたこまち」をセイロで蒸し、水、麹、酵母といっしょにタンクで醸造します。

アルコール度数は日本酒より少し低めで、米粒が残るまろやかな口当たりと甘めの味わいが特徴です。
仕込みから瓶詰めまで仕事はすべて手作業で行われます。

(遠野ふるさと商社 菊池 優さん)
「温度管理が重要になるので夏場は冷蔵庫で下げることはできるんですが、冬場のタイミングは冷蔵庫に入れなくてもかなり温度が下がってしまうのでそれを上げていく温度調整が重要なところがあります。私もこの業務担当になって間もないものですから、先輩にしっかり教わりながら技術を学んでこれを次に伝えていくというのはしっかりやっていかなければならない」

遠野の「味」の冬支度ー。
新米を使ったどぶろくの仕込みは年末まで続きます。