
これは今週火曜日午後9時の天気図です。日本海付近と本州南岸あたりに2つ低気圧が存在していますね。これは、冬の初め頃のちょうどこの時期によく起こる現象です。これらを二つ玉低気圧といいます。

日本海付近と本州南岸に低気圧がほぼ同じタイミングで発生し、本州の南北を挟むようにふたつの低気圧が通過することがあります。これらの2つの低気圧を「二つ玉低気圧」といいます。冬の初めや終わり頃には上空の偏西風に乗った低気圧が2つ同時に近づくことがあります。この低気圧が発生すると、日本列島が2つの低気圧に挟まれてしまうので、全国的に広い範囲で天気が崩れます。また、寒冷前線通過のタイミングで雨風が強まる時間帯もあります。
場合によってはふたつの低気圧がひとつになって発達し、荒れた天気になることもあります。そして低気圧の通過後は寒気が流れ込み、気温が急に下がるというケースもあります。