台風14号の接近に伴い、魚津市ではリンゴ農家が前倒しで収穫作業に追われました。

魚津市吉島の高見邦英さんのリンゴ園では、2.3アールの敷地に「ふじ」や「秋映」といった品種を育てています。

中でも「秋映」は今月下旬から収穫を迎える予定でしたが、台風14号に備えて収穫を前倒ししました。

リンゴ農家 高見邦英さん:
「もう少し、色ついて味ものってほしいところなんだけども、被害を最小限に留めたいことで、ちょっと早めに一部だけですけど摘んでいる」

また、11月に収穫する「ふじ」は強風による落果を防ぐため樹木に支柱を設置する対策を施しました。

高見さんのりんご園は樹齢50年以上の老木が多く、落果だけでなく強風による枝折れも懸念されます。

高見邦英さん:
「さっさと通り過ぎていってほしいというのが本音です。(台風が)ゆっくり風吹かれると一番ダメージが大きいので」

一方、富山市の四方漁港では、台風14号の接近に備え、船を漁港内に避難させ、ロープで岸壁に固定しました。

海上は19日夜遅くから20日朝にかけて風が非常に強くなり、20日は、しけとなる見込みです。