自民党岩手県連は23日、盛岡市内で総務会を開き、10月の第50回衆議院議員総選挙について総括しました。この中で岩手1、3区の敗北理由として「政治とカネ」や自民党所属だった広瀬めぐみ元参院議員の一連の問題といった「逆風が大きな要因」と総括しました。県連執行部は「来年の参院選を立て直しの第一歩」と位置付け、候補の擁立作業を進める方針です。
総務会は県議会議員や市町村・職域の各支部から合わせて69人が出席して、すべて非公開で行われました。10月の衆院選では岩手3区の藤原崇元県連会長が議席を失い、1区で新人の米内紘正氏が敗れました。公認2人の落選で県選出の党所属国会議員は衆参両院合わせて衆院岩手2区の鈴木俊一党総務会長1人となりました。
終了後取材に応じた会長代理の岩崎友一県議は、総括として敗北理由に政治とカネの問題に加え、県内は党所属だった広瀬めぐみ氏が公設秘書の給与をだまし取った詐欺の罪で在宅起訴され、これに先立って参院議員を辞職したことを挙げ、「さまざまあるが逆風が大きな要因」と説明しました。その上で「来年の参院選を立て直しの第一歩として取り組んでいきたい」と述べました。
任期満了に伴う来年夏の参院選で、岩手選挙区は立憲民主党現職の横沢高徳氏が改選期を迎えます。同じく取材に応じた幹事長の臼澤勉県議は参院候補の擁立について「早急に決めていきたい」と述べるにとどめ、時期についての明言を避けました。
一方、8月に藤原元会長の引責辞任以降、空席が続いている県連会長については執行部の陣容を含め「年内には決定したい」(岩崎会長代理)と選任を急ぐ考えです。
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