延岡市の企業が所有する土地の固定資産額を巡り、宮崎地裁は、市が算出した2021年度の固定資産価格に誤りがあるとする判決を出しました。
企業側は「市は総点検を行うべき」と主張しています。
これは、延岡市の卸売業の「三井」が、市内に所有する土地の2021年度の固定資産価格を不服として市を訴えていたもので、宮崎地裁は、今月13日、企業側の主張を認め、市が算出した固定資産価格に誤りがあるとする判決を出しました。
判決によると、固定資産価格の算定には、法務局が作成した図面をもとに市が地番図を作成しますが、その地番図が大幅に違っていただけでなく、計算方法も間違っていたため、原告が適正に出した価格より市の算定は246万円高くなっていました。
21日、会見を開いた三井の永友宣彰社長は「固定資産税が前年に比べおよそ18万円高くなっていたことから気づいた」と話し、「同じ市街化区域となる近隣でも同じようなことが起こっている可能性がある」と訴えました。
(三井 永友宣彰社長)
「原告として求めることなのですが、まずは、早急の総点検を行う必要があると考えております」
一方、延岡市は、今後の対応について「固定資産評価審査委員会で検討中」としています。
注目の記事
大阪王将 ドーナツ業界に進出「ぎょーナツ」餃子味、麻婆豆腐味って? 異業種が参入するワケ【Nスタ解説】

1枚500円なのに交換は440円分…農水大臣が「おこめ券」にこだわる理由、百貨店商品券との違い【Nスタ解説】

「ランドセルは潰れ、血まみれに」翔樹くん8歳の命奪った信号無視のクレーン車 母親が語る“あの日” 事故当時お腹の中に新たな命が【交通事故根絶へ・前編】

「武蔵が沈んだ…」部下を思い、涙した初代砲術長・永橋爲茂 戦後なぜ、家族を残し一人島で暮らしたのか #きおくをつなごう #戦争の記憶

「BYD」「テスラ」米中2大EVメーカーが北海道進出《なぜ?》「北海道はブルーオーシャン」寒冷地でEVは普及するのか「ノルウェーでは93%のEV浸透」

「ニュースのYouTubeで自分だと…」50年前の一番乗り兄弟を発見!決め手は“広島カープの帽子” 新潟・阿賀野市『サントピアワールド』









