宮崎県三股町では、地元の小学生がヤマメの採卵と人工授精を見学し、生命の神秘に触れることで命の大切さを学びました。

これは三股町でヤマメを養殖している「しゃくなげの森」で毎年行われているもので、21日は、長田小学校の5年生、14人が参加しました。

児童たちは、およそ2年かけて育てられた体長30センチほどのヤマメから卵を取り出す作業や人工授精を行う様子を見学しました。

(児童は)
「命は大切だし、ヤマメの寿命は2年しかないけど受け継がれてきているのが分かった」
「卵が黄色というのを人生で初めて見た。人間の命は長いなと思って、自分の命も大切にしないとなと思った」

21日に人工授精した卵は、およそ1カ月後にふ化するということで、児童らは命の大切さを感じていました。