「日本海溝・千島海溝地震」とは…

市川麻耶キャスター
「はい。北海道と東北の太平洋沖にある日本海溝・千島海溝沿いで巨大地震が発生した場合、最悪のケースで、約19万9000人が死亡する恐れがあると、国は推計しています。北海道の被害イメージと同様に青森県でも同じような被害が予想されています。県の地震と津波の被害想定では、八戸市で最大26.1mが予測されている他、震源から遠い陸奥湾の沿岸、青森市でも広い範囲の浸水が予測されています。
青森市で想定されている浸水エリアを見ていきます」

「青森市では、沿岸に近い青森市役所や県庁にも津波が押し寄せ浸水すると予測されています。県の被害想定は、死者が最大で5万3000人。これを市町村別に見ていくと、最悪のケースで青森市は2万1000人。八戸市1万9000人。むつ市で4700人が死亡すると予測されています。建物被害も八戸市で5万1000棟。青森市で2万3000棟が全壊するなどと想定されています」

河村庸市キャスター
「大変ショッキングな試算ですけれども、非常に広い範囲で津波の被害が想定されますので、様々な施策が必要かと思いますが、一番危惧していること、またそれに対する備えはどうお考えでしょうか」