通報から7分後、パトカーや消防車両が集まり、現場は緊迫とした空気に…。

【田村さん】
「自力であそこに上がったみたいで…」

浮き輪を持った潜水士やボートに乗った消防隊員が男性の救出に向かいます。

そして…

【消防隊員】
「隊長!意識あり!」

ただ、この時の男性をよく見てみると右手は小刻みに震え、抱きかかえられたときも、両手には力が入っていない様子。一刻の猶予も許さない状況がうかがえます。

男性はボートで救出され、その後、病院に運ばれましたが、命に別状はないということです。

取材で転落したいきさつは分かりませんでしたが、田村さんの判断が1人の命を救いました。