灯油や重油などを混ぜて製造される「不正軽油」が流通していないかを確認する燃料の抜き取り調査が名護市で行われました。

調査は、灯油や重油など他の燃料を混ぜた「不正軽油」の使用・流通を防ごうと九州地区で一斉に実施されたもので、名護市の許田インターでは19日、県の職員らがトラックやディーゼル車を対象に、タンクから燃料を抜き取るなどして調査しました。

約2時間の調査で15台を調査しましたが不正な軽油は見つかりませんでした。

▽那覇県税事務所 久田理恵さん
「不正軽油の使用は脱税になります。環境も悪化しますのでそういうことはされないよう、ご協力をよろしくお願い致します」

県によりますと、県内ではここ数年不正軽油の使用は確認されておらず全国的にも減少傾向にあるということです。

しかし、燃料価格が高騰する中、不正軽油が流通しやすい状況にあるとして県は不正軽油を使わないように呼びかけています。