敦子被告らに売春を強要される、きっかけは入院代
直哉被告の母は、被告らがいる法廷ではなく別室からカメラ越しに証言をした。まず語られたのは、敦子被告らに強要された売春についてだった。

検察:
「売春をはじめたきっかけは」
直哉被告の実母:
「敦子に『お前が私の母にかぜをうつした。病院代を払え』と言われた。最初は断っていたが、敦子の当時の交際相手に詰め寄られ、支払うと約束した」
検察:
「お金はどう作ったのか」
実母:
「出会い系サイトを使って私が売春をした」
検察:
「頻度は」
実母:
「ほぼ毎日。敦子らに稼ぎのノルマを決められ、朝から夜遅くまでかかることもあった」
多いときは1日13万円の稼ぎを要求されることもあったという。稼いだ金はほとんど敦子被告に渡していた。