今年も残すところ、1か月あまり。
物価高の中で迎える年末年始ですが、ケーキ店では、クリスマスの飾りが少ないシンプルなものも登場。
変化もみられる年末商戦を取材しました。


長野市のケーキ店La ppasticceria Aya(ラ・パスティッチェリア・彩)

佐久市やイタリアなどでおよそ20年修行を積んだ藤巻彩子(ふじまき・さいこ)さんが8年前に開きました。

店では、クリスマスの準備が進んでいます。

La ppasticceria Aya 藤巻彩子さん:
今年のクリスマスケーキの予約状況は?
「去年並みに入ってます。今作っている生クリームのデコレーションが一番人気ですね」

人気はイチゴをたっぷりと使ったサンタがのった生クリームのクリスマスケーキです。

一方で、需要が増えているのが、シンプルな生クリームケーキだといいます。

La ppasticceria Aya 藤巻彩子さん:
「お子さんが大きくなったご家庭とか、ご年配のお客さんは上のサンタさんいらないから、シンプルにしてほしいという要望なのと、サンタさんとかいろいろのせるとその分値段が上がってしまうので、そうするとこの物価高の中で買いづらくなっちゃうお客さんもいらっしゃるので、シンプルに買いやすくしました」

2023年から作り始め、コストを抑えたことで、今年もデコレーションケーキと並ぶ人気だと言います。

また、ケーキの大きさにも変化が…

La ppasticceria Aya 藤巻彩子さん:
「昔はやっぱり家族も多かったので、6号7号が結構出ましたけど、今は家族が少ないので4号5号がよく出ますね」

物価高も影響し、ホールケーキではなく個別に買う人も多いといいます。

La ppasticceria Aya 藤巻彩子さん:
「ご家族の皆さんでも、女性同士でも、もちろんおひとり様でも、甘いもの食べると元気になりますので、甘いものと一緒に(クリスマスを)楽しんでほしいです」

店では、おまかせで7つの味がセットになったケーキなども用意。

クリスマスの予約は12月18日まで受け付けています。