県は、将来的にはリニア新駅などと結び、新たな2次交通システムも目指すとし、12月県議会に富士トラムに関する調査費を盛り込んだ予算案を提出し、今後地元などへの説明も行う予定です。

長崎知事が就任時に掲げ、これまでに調査費などおよそ1億7000万円を投入してきた政策は大きく路線変更することになります。

山梨県 長崎幸太郎知事:
「LRTありきでなくて、様々な集合知を形成してきたいのは何度も言ってきたが、まさにその懸念を踏まえ、こういう新しい技術の可能性を追求しようということで方針転換した」
「政治的な価値観というか、それが反映された側面は否定できない」
「これならば いけるのではないかと考えている」

今回の県の方針について登山鉄道構想に反対する富士吉田市の堀内茂市長は「反対する声に耳を傾け鉄道方式を断念した英断に敬意を表したい」とコメントし反対派団体の代表は「県からの詳細な情報をきいてから判断したい」と話しています。