53年目の新たな発見!「一人で食べる」より「大事な誰かと食べる」人が多い

この“カップヌードルにまつわるエモい出”を1500人から集め、どのようなシーンで食べているかを分析したところ、意外な発見があったと言います。

『日清食品』 マーケティング部 ブランドマネージャー 川合陽介さん:
「即席食品というのは、個人で食べる「個食」が多いと考えていたけど、
実際は大事な誰かと一緒に食べるというエピソードが非常に多くございました

街の人にも聞いてみた「カップヌードルのエモい出」は?

20代女性:
高校の時、夏休みの部活の合宿で、夜抜け出して、1キロくらいあるコンビニまで行って買いに行く!顧問にバレない様に!

30代女性:
お湯を入れて、深夜食べようとしていて、大阪の友達から電話がかかってきて、
3~4時間しゃべっていたら、その間ずっと放置していたので、あふれる位伸びた!

50代女性:
受験勉強しながら夜中にカップラーメン食べちゃうとさ、「食べるのやめようかな」と思うんだけど、お腹すいちゃうんだよ、食べちゃって!食べてやっぱり眠くなったから、勉強できなかったな!

実は、こうした「エモい出に商品が結びつく」ことも、企業の戦略の一つと谷口さんは言います。

月刊『宣伝会議』 編集長 谷口 優さん:
「”美味しいのが当たり前”だったら、みなさんが店頭に行ったときに、より安いものを買い、価格競争に陥ってしまう。その中で”語り手自身の主観的な物語”が入っているからこそ、いろんな人が共感しやすくなる。ウマさだけでなくエモさによって、ブランドの優位性を高めている。」

(THE TIME,2024年11月1日放送より)