「アジアのノーベル賞」とも呼ばれる「マグサイサイ賞」の授賞式がフィリピンで開かれました。受賞したアニメ映画監督・宮崎駿氏は式には出席しませんでしたが、戦争の悲惨な記憶を「日本人は忘れてはいけない」とのメッセージを寄せました。
アジアの平和や発展に尽くした個人や団体に贈られるマグサイサイ賞の授賞式は、16日にフィリピンの首都マニラで行われ、欠席した宮崎駿監督に代わり、スタジオジブリの代表者がメダルなどを受け取りました。
マグサイサイ賞の財団は、宮崎監督について「人間のあり方への深い理解を表した」と評価。芸術によって世界中の人々を楽しませてきただけでなく、「平和とより良い社会を夢見ることを教えてくれた」と強調しています。
宮崎監督は、授賞式に寄せたメッセージで「厳粛に受け止めている」と述べ、太平洋戦争中に旧日本軍が多くのマニラ市民を殺害した加害の歴史に言及。「日本人は戦時中、ひどいことを散々したんです。民間人をたくさん殺しました」としたうえで、「日本人はこのことを忘れてはいけません」と訴えました。
宮崎駿監督(※崎=旧字体の「たつさき」)
注目の記事
「亡くなっても家族を助けてくれている」奥能登豪雨1年 中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きる源”

蚊は“世界で最も危険な生き物の一つ” 涼しくなってこれからピークに 昼間に活発なのは「やぶ蚊」夜に活発なのは「いえ蚊」刺されやすい人の特徴は?就寝時の対策は?

「言い表せない感情のまま生き続けてきた地獄のような20年でした」【福岡3女性連続強盗殺人事件】23歳の娘を奪われた父親の言葉①

迫る自民党総裁選!5人の“公約”を徹底比較 物価高は?外国人政策は?党改革は? 次の総理にふさわしいのは誰だ【edge23】

子どもの命を守る「チャイルドシート」助手席に設置したら交通違反? → 適正に使用しない場合、事故死亡率に約4.7倍の差も【警察に確認してみると】

【都道府県順位】自転車ヘルメット着用率1位は愛媛70.3%、最下位は…着用しない理由は「かっこ悪い」が上位だった
