小さな国内市場では安い外国産との競争も強いられる一方で、後継者不足や生産量確保や販路の問題などの課題も多い「炭焼き」。
それでも、『魚沼木炭』の歴史や伝統を途絶えさせたくないという思いから、中川宏さんは炭を焼き続けます。

「この地域にとってなくてはならない、ハブみたいな事業になりたいな」
「偉そうな言い方かもしれないけど、こういう森林の資源を活用した事業が中心になって地域が元気になって…、人も呼び込めば、活気も出る」
中川製炭では将来的に、“窯を増やす”計画を持っています。
現在は年間およそ1.8トンほどの炭を生産していますが、代表の中川宏さんは倍を目指しており、水槽の水質浄化や脱臭など、燃料として使う以外の新しい活用方法も提案していくということです。

雇用を生み出し、観光や移住にもつなげたい…。
そんな炭焼きの“夢”は、静かに燃えています。














