トランプ人事本格化 ニュース司会者に“飼い犬銃殺”知事も…

一方、サプライズ人事も。

トランプ氏は、国防長官にピート・ヘグセス氏を指名しました。保守系のテレビ局でトランプ氏寄りの報道を続けてきた「FOXニュース」の司会を務める人物です。

トランプ政権1期目のインタビューでは…

FOXニュース ピート・ヘグセス氏
「皆さん、ニューヨーク・タイムズ紙のコラムを読んだかもしれませんが、ここの人たちはあなたへの攻撃は支持者への攻撃だと思っているようです。誰がやったのか突き止められそうですか?また突き止めたらどうしますか?」

トランプ氏
「まずNYタイムズ紙はこんなこと(コラムの掲載)やめておくべきだった。それは事実上、反逆行為だろう」

ヘグセス氏は、過去に陸軍の兵士としてイラクやアフガニスタンに派遣されたことがありますが、CBSテレビは、「経験が不足していて、国防総省を率いる資格があるか疑問が出るのは確実だ」と伝えています。

実業家に、テレビ司会者の政権入り。ニューヨーク市民は、どう受け止めているのでしょうか。

ニューヨーク市民
「クレイジーだと思う。(Q.効果があると思うか?)いいえ、彼にとっては効果があると思うが」

「イーロン・マスクはユニークなことをいくつかやってきたし、政府も少し活性化させる必要がある。だから試してみよう。(ヘグセス氏について) メディア関係者が国防総省に関わるなんて聞いたことないよ。国防総省に必要なスキルを持っているとは思えない。だから疑問だ」

「私はFOXニュースが好きではない。彼は政府での経験が豊富ではないが、それが悪いとは思わない。フレッシュでいいと思う」

さらに、不法移民の取締りを担う国土安全保障省の長官には、飼い犬を撃ち殺した過去を明かして波紋を呼んだ、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事が起用される方針です。

サウスダコタ州 クリスティ・ノーム知事
「やるべきことをやってくれると、私が信頼しているのはトランプ氏だけです」

忠誠心を示す人物の起用は、さらに続くのでしょうか。