秋吉台の早春の風物詩、「山焼き」に備え、地元の中高生が「火道切り」をしました。

日本最大のカルスト台地、山口県・美祢市の秋吉台で行われたのは、来年2月の「山焼き」に備えた「火道切り」という作業です。
「山焼き」で火が燃え広がるのを防ぐため、草を刈って「防火帯」を作ります。
美祢青嶺高校や美東中学校の生徒らおよそ140人が参加し、鎌を使って幅6メートル、長さ300メートルにわたって草を刈りました。

「火道切り」は、秋吉台の周辺をぐるりと1周、約20キロを、地元の住民などと協力して行われます。
中高生の参加は、地域の大事な行事を若い世代に受け継ぐ狙いもあります。
美東中学校1年・掘田清美礼さん
「あんまり大変そうじゃないなと思っていたが、実際に自分がやってみて、すごい大変でした」「美祢の自然をちゃんと守りながら、過ごしていきたい」
美祢青嶺高校1年・梨木凌佑さん
「秋吉台というのは、美祢の中でも大きなものなので、このままもずっと綺麗な景観のまま残し続けていきたいと思う」
およそ1100ヘクタールの大地を焦がす、秋吉台の山焼きは、来年2月に予定されています。