そして、事故を起こした当時の状況についての説明が続いた。
元少年:
「道路上で車がほかに走っておらず、前にもいないのでスピードを出そうと思った。車のアクセルを踏むとマフラーとエンジン音がきこえて、加速する感覚を楽しんでいた」
弁護士:どれくらい出そうとした?
元少年:
「120から130出そうと。そのくらいのスピードまで加速すれば大体楽しめる。さらに踏み込もうと思い、150キロから170キロ出そうと思った」

弁護士:高速道路で高速度を出したことは?
元少年:
「200キロから210キロを3回くらい」
弁護士:一般道は?
元少年:
「170キロから180キロを5回から10回」

弁護士:初めて一般道で法定速度を上回るスピードで走行したのはいつか?
元少年:
「免許を取った3か月後に120キロを出した。前を走っていた友だちの車に追いつこうと40メーター道路を走行した」
また、改めて遺族に対して謝罪した。
元少年:
「今回の事故によって大切なご家族の命を奪ってしまって申し訳ない気持ちです。ご遺族の方々を深く傷つけ悲しませたことと思います。謝って許されることではないが、遺族への謝罪を持ち続けたい。本当に申し訳ございません」