県を跨いだ重大犯罪に迅速に対応しようと、山形県警と秋田県警が合同で初動対応訓練を行いました。
訓練は秋田県内のコンビニエンスストアでナイフで店員を脅し現金を奪った犯人が、山形方面に逃げたとの想定で行われました。

警察は県ごとに管轄が決まっていますが、今回は県境をまたぐことから迅速に犯人を確保するために、山形県と秋田県の通信に関わる部署が連携し対応しました。

犯人が国道13号を山形方面に向け逃げていることを確認した秋田県警は、山形県警と通信を共有し、秋田県警から直接山形県警の現場の警察官に車の特徴などが伝えられていきます。

訓練ではこうした連携により、無事、犯人の身柄を確保しました。
真室川駐在所 今田友貴 所長「車を使った犯行、犯罪の高速化、広域化。そういったものが昨今では広がりを見せている。このような訓練を通じて、お互いの県をまたいだ連携を密にして、連携を強化して事件に迅速に対応できるようにしていかなければいけないと思っている」

警察は、広域化する犯罪も見受けられる中、今後もこのような訓練を行い県境をまたいだ犯罪への対応力を高めていきたいとしています。