8日夜遅く、宮城県の気仙沼湾でカツオ漁船がほかの漁船2隻に衝突して陸に乗り上げました。燃料の油が海に流出しているということです。

8日午後11時頃、カツオ漁船「第八十八福徳丸」(宮崎県船籍)が宮城県の気仙沼魚市場を出港した際に、前に着岸していたカツオ漁船「第八喜與丸」(宮崎県船籍)にぶつかりました。
福徳丸はそのまま、さらに前に着岸していた「第十八裕喜丸」(高知県船籍)にも衝突し、福徳丸と裕喜丸は岸壁に乗り上げました。
船には合わせて33人が乗っていましたが、けがをした人はいませんでした。
この事故で、衝突された裕喜丸の燃料が漏れ周辺の海に油が流れ出ています。
当時、現場の海域は風が弱く波も穏やかだったということで、気仙沼海上保安署が事故の原因を調べています。