道路のそばの低い場所に虹色が横たわっているのは何?
(視聴者からの質問)
前方に虹のようなものが見えたのですが、何だったんでしょうか?

野田俊一郎 気象予報士
11月2日(土)に高鍋町で見られた現象の映像です。
道路を走っている車の横、道路のそばの低い場所に虹色が横たわっているのが、うっすらと見えます。
「これは何なんでしょうか?」とご質問いただいたんですが、ズバリ、これも虹です。
虹の高さは太陽との関係で決まっていて、太陽が差し込む線に対して、角度が42度のところにできるというふうに決まっています。

このため、太陽の位置が低いと、大きな高い虹ができるのですが、太陽が高くなっていくとどんどん低くて平べったい虹になっていきます。
ですから、夏の昼は、目線よりも下に下がって見えなくなるのですが、今から1月ぐらいにかけては、昼の太陽も低いので、こういう今回の映像のような平べったい虹が見えることがあります。

11月2日(土)の午後1時は、太陽の高さが41度ぐらいでしたので、ギリギリの高さに虹が見えたということになります。
※MRTテレビ「Check!」11月5日(火)・7日(木)放送分から再構成