宮城県の気仙沼市が整備を進めている復興市民広場で、サッカーなどのコートが計画よりも狭く造られていたことが分かり、市が修復を進めることになりました。
整備にミスがあったのは、気仙沼市内の脇地区に造られている南気仙沼復興市民広場のグラウンドです。

市教育委員会によりますと、グラウンド内のサッカーとラグビー用のコートは、両サイドのゴール間の距離がサッカーは105メートル、ラグビーは100メートル必要でしたが、実際にはともに90メートルに満たなかったということです。8月、市ラグビー協会がコートを確認したところ、整備のミスが発覚しました。グラウンドは広さが2.7ヘクタールほどで、およそ4億円をかけて整備され、すでに人工芝が敷き詰められ、今年秋に供用が始まる予定でした。
気仙沼市教育委員会教育総務課 佐々木淳課長:
「原因調査と修復方法について、施工者、設計者と協議しているところ。市民の皆さまにご心配をおかけしたことに対しては、申し訳ないと思っている」

市教委は10月中の修復完了を目指していますが、供用開始が12月以降にずれこむ可能性もあるということです。