圧倒的なスピードで全日本選手権8連覇

スケルトン 木下凜選手:
「本当に目の前が氷みたいな、下向いたら何も見えないみたいな感じで。ただ顔あげちゃうと空気抵抗になっちゃうので、できる限り低いところでかつ上目づかいをして、次どっちに曲がるかどれぐらいの幅があるとか。そういうところを全部頭に叩き込んで滑るので、本当に感覚の世界っていうか。見て次右だから右に操作しようとかっていう風にしてると一瞬で全部遅れちゃうような感じですね」

この競技、最も重要となるのがスタートダッシュ。助走でどれだけ初速をつけられるか。

木下選手はスケルトンのスタートタイムを競う大会で圧倒的なスピードを見せ、今年、全日本選手権8連覇を達成しました。

スケルトン 木下凜選手:
「だいたいプッシュと言われるスタートの部分で、7割くらいはタイムが決まるとは言われてます。エンジンが無いブレーキが無いということでやっぱりそうなってくると最初の加速っていうのがすごい大事で、かつ乗り込んでからの減速をできる限り少なくする。自分でどう減速させずにどう加速させるかっていうところにおいては、やっぱりスタートダッシュってところは、とっても重要になるところかなと思います」