首都圏で「闇バイト」による強盗事件が相次ぐ中、突然、訪問してきた人物が、「トイレを貸してほしい」などと言って自宅に入ろうとする不審者について取り上げます。警察は、強盗や窃盗をするための「下見」の可能性もあるとみて、注意を呼びかけています。

10月10日の朝、広島市佐伯区にある住宅で、知らないうちに勝手口にいた男性が、突然、住人に声をかけます。

「トイレを貸してほしい」

男性(30代くらい)は、トイレに入った後、さらにこんなことを言います。

「両替をさせてほしい」

不審に思った住人の女性が断ると、男性はどこかに立ち去ったということです。

同じ佐伯区では、19日の夕方にも別の住宅に30代くらいの男性が訪問し「トイレを貸してほしい」と告げます。住人の女性が断ると、「ダメかー」と言って、その場から立ち去ったということです。

この2件で訪問した男性は、身長や体格の特徴が似ていたことから、警察は、同一人物の可能性もあるとみています。

同じような不審な訪問者は、安佐南区や東広島市でも確認されています。