別府市は「ブルーラグーン構想」を撤回し、新しい事業への移行を表明しました。大規模な施設整備の計画を巡る一連の動きについて、市民や温泉施設の関係者からは様々な声が上がっています。
大分県別府市鍋山地区に温浴施設を整備するとした「ブルーラグーン構想」。今月、市議会に1500万円の調査予算案が提出されていましたが、他の泉源への影響を懸念する声が相次ぎ、長野市長は14日、計画の撤回を表明。鍋山地区以外の市有地で、医療や健康などに特化した観光拠点施設を整備する新事業へ移行する考えを明らかにしました。
(長野市長)「大切な人々の心を不安にし分断してまで推し進めることは正しい道ではないと判断しました」
計画の撤回から新事業への移行。一連の動きに市民は「温泉資源の問題があるので変更は仕方ない」「私は鉄輪に住んでいるのでもし温泉が枯渇したら大ごとになる」。また、明礬地区の立ち寄り湯の経営者からは予算案の撤回に安堵の声が聞かれました。
(みどり荘・加藤元彦代表)「中止になって本当にうれしい。あまり(泉源に)影響のないところに作ってくれれば賛成する」
別府市は16日の市議会本会議で新しい事業に関する900万円の調査予算案を提出する方針です。
注目の記事
【きょう千秋楽】ウクライナ出身力士・安青錦 初優勝で史上最速の大関誕生なるか 戦火を逃れて来日→41年ぶりのスピード出世で関脇に【サンデーモーニング】

「月に一晩ぐっすり眠る時間がほしい」24時間ケアを続ける医療的ケア児の家族 病床削減問題が照らした数字では見えない親の声

「2歳の頃はママ・パパと呼んでくれていたのに」 主に女の子に発症する難病“レット症候群” 今は会話も食事も難しく… 根本的治療法がない先天性の神経疾患

愛するちいちゃんは見知らぬ男性に突然命を奪われた SNSで知り合った男に娘を殺された父親の22年間の苦悩と命の教え【前編】

「段ボール箱の中に女の子が…」刑事のもとに飛び込んだ一本の無線 広島市小1女子児童殺害事件から20年 当時の捜査員が語る“事件を教訓に芽生えた思い”

【Snow Man】がもたらす地方への恩恵 大型イベントで浮き彫りになる地域課題も…専門家が指摘する「ホテル増設が進まない」3つの理由









