世界最大級のゲームの見本市「東京ゲームショウ」について、2022年は3年ぶりのリアル開催となっています。「eスポーツ選手」が男子中学生の将来なりたい職業2位となっているほか、専門の“養成学校”も大人気に。拡大するeスポーツ市場について詳しくみていきます。

■「eスポーツ選手」がなりたい職業2位に 将来は五輪種目にも?


ホラン千秋キャスター:
VRでのゲームがもう当たり前になっている世界もあります。今回の東京ゲームショウではこんな方々がお披露目となりました。
国際大会にこれから出場する、eスポーツの日本代表のメンバーの皆さんです。「eスポーツ」という言葉、よく聞くようになったという方も多いと思いますが、eスポーツの「e」には「エレクトロニック」という意味があります。ですので、ゲーム、電気製品を使ってゲームで対戦する、それを競技として楽しみましょうというものです。

世界的にはかなり大きな市場がありまして、何かと話題になる「フォートナイト」というゲームのワールドカップが2019年に開かれ、このとき16歳がソロ部門で優勝し、3億円を超える賞金を手にしたという、大変夢がある世界になっています。
eスポーツプレイヤーというのはもう趣味ではなく、職業になる時代なんです。五輪種目として導入するかどうか、そういった議論もなされています。


夢を感じているのは、こういったビジネスの世界だけではなく、若い世代の皆さんも夢に描いているというのが、ランキングからもわかります。

男子中学生の将来なりたい職業の1位がYouTuberなどの動画投稿者で、2位が「プロeスポーツプレイヤー」ということになりました。そして「e」がつかないプロスポーツ選手などは6位になっている。どちらが良い悪いということではなくて、かなり注目されているということがこのランキングからも言えると思います。

■ 拡大するeスポーツ市場 有名企業が“ゲーム用〇〇”販売も

このeスポーツに様々な企業が注目しています。ゲーム会社だけではないんです。


ニトリはゲーミングチェアを発売しました。こちらは疲れにくいという特徴があるそうなんです。さらに、座面、つまり座るところがやや硬いそうです。なぜかというと硬い方が姿勢が安定するため、ゲームの操作がしやすいということです。

他にも、“ゲーム用〇〇”が発売されています。それは、のど飴などで有名なカンロによる、ゲーム用のグミ「ブレオングミ」です。


こちらはプロゲーマーの方と共同開発しまして、容器が片手で開けられるというものです。コントローラーを持っていますと、ゲームの途中で糖分が必要なんだけれども「コントローラーが離せない」ということありますよね。なので容器が片手で開けられるような仕様になっている。井上さんの手元にあるということで…


井上貴博キャスター:
何時間もゲームし続けるので、片手でこうやって開けて簡単に口の中に運べると。食べてみると、多分一般的なグミよりも硬いです。しっかりと噛んでる感覚があるといいますか、そういうところも多分考えてらっしゃるのかなって感じです。

萩谷麻衣子 弁護士:
脳に刺激がいくとか?

井上キャスター:
そうそう、そういうのもあるのかなと思いました。

ホランキャスター:
食感などもプロゲーマーの方と一緒に共同開発したということで、まさにゲーマー向けなグミになっているんだと思われます。