ウクライナから日本へ避難し、総社市の臨時職員になった女性が、総社市内の中学校で講演し「平和の尊さ」を訴えました。


(チジェンコ・アロナさん)
「この戦争が早く終わるように、心から一緒に願いましょう」


総社中学校を訪れたのは、ウクライナから避難し今月(9月)から総社市の臨時職員として働く、チジェンコ・アロナさんです。


職務の一環で、子どもたちへの平和学習として初めて講演を行い、中学生に「日本に避難した経緯」や「戦争の恐ろしさ」など話しました。


(チジェンコ・アロナさん)
「戦争は、場所や土地を破壊するだけでなく、友人や家族から引き離し、心も破壊する」


アロナさんの、時折涙ぐみながらの体験談を聞いた中学生は。


(生徒)
「現地の人の話を聞くと、戦争の残酷さがわかったりしたので、とてもよかったと思います」


「総社市は味方だよ、みたいな折り紙とかお手紙を送れたらいいなと」

アロナさんは今後も市内の小中学校で講演し、子どもたちに平和の大切さを訴えるということです。