人気高まる「韓国おでん」

街で聞いてみると、「ちょっと変わったおでん」は食べ歩きフードにも!
「韓国ドラマで、カップに入った串のおでんをよく見る」「韓国のニョロニョロしたやつ」と多くの人が口にしたのは、<オムク>と呼ばれる韓国おでん。

韓国屋台の定番で、薄くて細長い練り物が、蛇腹状に串に刺さったおでんです。
新大久保のスタンドでは1本300円。日本よりちょっと薄味ですが、味は似ていて昆布や魚介のだしが効いています。

9月には日本の練り物メーカーも、家庭用・韓国風おでんを発売するなど、今人気が高まっています。

「ブルーチーズのせ」に「コロッケおでん」も登場

さらに、外食業界で「おでんの解釈を変えた」と話題になっているのが『ちょいおでん』。
メニューで目を引くのが“変わり種おでん”の「コロッケ」や「ガーリックトースト」です。

これは煮込むのではなく、“出汁をかけて食べる”スタイル。サクジュワ感が楽しめるコロッケは、早いうちに食べるのがおススメとのこと。

THE TIME,マーケティング部 原千晶部員:
「美味しい!周りはサクッと嚙んだ瞬間ジュワッと、いいお出汁が口の中に広がります」

“炊くだけがおでんじゃない”という発想のもと、コロッケは立ち食いそばの「コロッケそば」、ガーリックトーストは「パンにスープを浸して食べる」をヒントに商品化。

「ニンニクと出汁の両方が感じられて、いいつまみ」(女性客)と人気も上々ですが、一番こだわったのが出汁だといいます。

『ちょいおでん』矢ケ﨑峰和マネージャー:
「関東のおでん出汁だと、醤油での味付けで、色も濃く、味もある程度一緒になってしまう。なので醤油を使わない“魚醤で味付けをしたハモ出汁”を独自開発した」

高級魚・鱧からとった、“究極のハモ出汁”は黄金色に透き通り、スッキリとした味わいながらも旨味の余韻が残ります。
これが「どんな食材にも合う」とのことで、更におでんの概念をくつがえす“ちょい足し”メニューも開発。

「ちょい足しおでん・大根ブルーチーズ」(400円)は、出汁がしみた大根にブルーチーズがのった“イタリアンおでん”です。

原部員:
「しみしみの大根にちょっと酸味の聞いたトロっとしたチーズが、分かんないけど美味しい!」

ちょい足しソースは、他にも「ジェノベーゼ」と「明太バター」があり、新しいおでんの食べ方がウケているそうです。