コメづくりを通して地域の農業に貢献している団体に贈られる「オリザ賞」の大賞に宮城県大崎市のNPO法人「鳴子の米プロジェクト」が選ばれました。

この団体は2006年に設立され、低アミロース米「ゆきむすび」の栽培を通じて消費者による田植えや稲刈りなどを企画しながら中山間地の農業を支えています。

NPO法人 鳴子の米プロジェクト・上野健夫理事長
「いろいろな人たちから支援を頂いたりして改めて感謝したい。自然環境が非常にいい場所でもあるので都市の皆さんとますます交流を深めさらに連携の深さを求めていきたい」

準大賞には有機米の栽培に取り組んでいる大郷町の農業生産法人「大郷グリーンファーマーズ」と、安全で適切な農業に取り組んでいることを証明するGAP認証を積極的に取得している色麻町の「加美農業高校」が選ばれました。

「オリザ」はラテン語でイネを意味する言葉で3年に一度、地域の農業に貢献している団体などを表彰しています。


大賞と準大賞に選ばれた団体は、12月10日に仙台で開かれるJAの大会で表彰されるということです。