県内のクリーンエネルギー施設を視察していた太平洋の島しょ国の大使らが、1日、県庁を訪れ、今後も地理的環境が似ている沖縄との技術協力や交流を深めていくことを確認しました。

トンガやミクロネシアなど太平洋の島々6か国の大使らは、クリーンエネルギーを生み出す海洋温度差発電に注目していて、滞在中、設備のある久米島町を視察したということです。

▽トンガ王国・テヴィタ・スカ・マンギシ駐日特命全権大使
「私たちは久米島を訪れ、県の海洋深層水研究所の技術を調査しました」「今回の訪問で実りある建設的な議論ができて、今後の方向性について話し合うことができた」

対応した照屋副知事は、「南の遠くの島から親戚が来てくれたようだ」と歓迎の意を表し、「技術交流に積極的に協力したい」と述べました。

最後には大使らから工芸品などが、県からは八重山ミンサー織の額装と黒糖を互いに贈り、交流の証としていました。