厳罰化の背景と内容

取材した渕 雅顕 記者の解説です。

(渕 雅顕 記者)
今回の厳罰化ですが、自転車の事故が全国的に増加傾向になっているのが背景にあり、宮崎県内でも去年は418件の事故が発生しました。

改めて、厳罰化の内容ですが、大きく分けると2つあり、1つ目が運転中のながらスマホです。

違反すると、6か月以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられ、交通の危険を生じさせるとさらに重い罰則となります。

そして、もうひとつ、酒気帯び運転については、これまで罰則が設けられてませんでしたが、11月1日からは3年以下の懲役または50万円以下の罰金となっています。

酒気帯び運転については罰則の対象が本人だけではなく、自転車の提供者や酒を提供したお店なども含まれます。

スマホを自転車につける「スマホホルダー」はどうなるのかといえば、スマホホルダーにスマホをつけること自体は問題ありません。

しかし、走行中に画面を操作したり、注視したりするのは違反となってしまいます。

自転車は2秒間走らせると10メートルほど進むこともあります。スマホの画面を見る場合は、必ず一度停止してから行う必要があります。

自転車は子どもから大人まで乗ることができますが、軽く考えず、しっかりルールを守ることが大切です。

※MRTテレビ「Check!」11月1日(金)放送分から