そして今月、函館発のアンチョビが、ついに商品化されることになりました。

こちらは、函館市内の就労支援施設です。
熟成した塩漬けイワシを捌き、瓶詰にし、商品にするまでを請け負っています。
支援施設のスタッフ中塚里美さんは「やはり新しく作業する業務というのがどうしても見つけづらい。(アンチョビづくりを)すごく楽しみながらやってくれているんじゃないかなと思う。」と語ります。

そうして完成したのが、函館で先行販売されたばかりのアンチョビ、その名も「ハコダテアンチョビ」です。
齊藤シェフは「本当においしいと思って僕は勝負をかけている。地域産業の下支えになるような商品にする。」「そして豊かな循環、やさしい循環ができるような仕組みの1つにハコダテアンチョビがなればいいなと思っている。」と期待を寄せていました。

捨てられる食材で地域を元気に。
函館が「アンチョビのマチ」になるのもそう遠くないかもしれません。