6月のある日、齊藤さんのもとに、イワシが揚がったと連絡が入りました。
仕込むのは、150キロです。
水揚げされたばかりのイワシを洗って、塩と一緒に袋に入れて、フリフリ…。
アンチョビの仕込みは、これだけです。
後は、温かい室内で数か月、熟成させます。
この工程の少なさが、アンチョビづくりの特徴です。
イカの不漁で困っている函館の加工会社にとって、アンチョビづくりは、新たな設備投資もなく参加しやすいのです。