来月開幕する世界野球プレミア12(第3回WBSCプレミア12)に向けて29日から宮崎(SOKKENスタジアム)で合宿を行っている侍ジャパン。新4番候補の清宮幸太郎(25、日本ハム)を元プロ野球選手でチームメイトだった杉谷拳士(TBS侍ジャパン応援団)が直撃した。

清宮はプロ2年目の19年に強化試合のメンバーとして侍ジャパンに選出されたが、ケガの影響で出場辞退していた。今回がプロ入り後、念願の侍ジャパン、日本代表、トップチーム参加となる。

Q(杉谷拳士):侍ジャパンの心境は?
清宮幸太郎:

U18日本代表に入らさせて貰ってましたけど、トップチームは違うと思います

Q:練習では楽しそうにやってるが、どこにいっても変わらない…
清宮:

やりやすくして下さっている感じがあるので

Q:今の時期に代表で野球出来ている事はどう?
清宮:

代表でレベルの高い人達と野球をできるのは幸せです。

杉谷が感じた“清宮幸太郎の成長”

清宮と杉谷さんはかつてのチームメイト。日本ハム時代5年間共にプレー(2018-2022)していた。
 バッティング練習を見ていた杉谷さんは「ティーバッティングの準備の仕方がまるっきり変わった。2年見ない間にこんなに人って変わるんだな…(バッティングフォームの)左ひじの使い方が良い」とその急成長に驚く。

「諦めないやつが勝つ」今年怪我スタートから日本代表入りした清宮

今年1月の自主トレ中に左足関節を捻挫した清宮。今シーズン前半は出遅れたが、後半から調子を上げて規定打席には届かなかったが、今季は89試合に出場し、打率3割、15本塁打、51打点でチームのクライマックスシリーズ進出に大きく貢献した。

侍ジャパン背番号「3」清宮幸太郎に注目


 杉谷さんは「めちゃめちゃ今年苦しんでたじゃない前半。後半から上がってきて、今こうやって“ジャパンのユニフォーム”を着ていると思うと涙出てきそうで」と感慨もひとしおだ。

清宮:
怪我した時からすると考えられないですよね。(調子が)上がってきても全然上手くいかなくて、でも諦めないって事をまじで心に決めているんですよ。(プロで)7年間やってきていろんな人を見てきたし、いろいろな経験もしてきたし。そういうのを見てたら諦めないやつが最後は勝つって思っていたので。ありきたりだけど、それだけは今年、心に決めてやっていました。