とある高校の3年D組。その教室にひときわ目立つ大きな体の生徒が…

この青年こそ、広島カープがドラフト5位で指名した千葉学芸高校の 菊地ハルン 投手です。

身長はなんと2メートル。ほかの生徒と比べると、その規格外の身長はご覧のとおり。恵まれた大きな体をコンパクトにたたんで、教室のいすに座ります。

ドラフト5位 菊地ハルン 投手
― 机のサイズは合っている?
「だいじょうぶです」

― 苦しくない?
「だいじょうぶです(笑)」

しかし、マウンドに立てば、その2メートルの長身を最大限に利用した迫力満点のピッチングを披露します。その最速は149キロ。さらにカーブ・スライダー・フォークを操る投手として器用さもある、カープのドラフト指名でただ1人の高卒・支配下の投手です。

菊地ハルン 投手
「大谷翔平 選手(193センチ)だったり、オリックスの 山下舜平大 選手(190センチ)、身長が高い選手にあこがれていました。コントロールがいいのでカウント球で稼いで、最後に直球で押せるタイプだと思います」

― ゆくゆくは球速、何キロぐらい出したいですか?
「160キロは超えたいです」

菊地ハルン投手の魅力は身長だけではありません。将来の伸びしろです。