来月開幕する世界野球プレミア12(第3回WBSCプレミア12)に向けて29日、宮崎市清武で井端ジャパンがキャンプインした。
指揮官が全員に声をかけ“積極コミュニケーション”
日本シリーズを戦うDeNAとソフトバンク以外のメンバーはホテルでミーティングを行い、午前10時頃球場入り。あいにくの雨でキャンプ初日から室内スタートとなったが、チームの一体感を大切にする井端弘和監督(49)は選手全員に声をかけ積極的にコミュニケーションをとった。指揮官は「徐々にコンディションを上げていって、大会の初戦にはいい状態で入れるよう調整してほしい」と期待を語った。
主軸不足も新4番候補に清宮幸太郎
ヤクルト・村上宗隆(24)や巨人・岡本和真(28)がコンディション不良で侍ジャパンを辞退する中、主軸候補として井端監督が期待を寄せるのは追加招集された日本ハムの清宮幸太郎(25)。
プロ入り後初の日本代表入りに「慣れないですね。ソワソワしてます」と言葉を漏らしたが、フリーバッティング後には室内に戻り、初日から追加で打撃練習を行うなど汗を流した。
井端監督から「圧をかけられました」
規定打席には届かなかったが、今季は89試合に出場し、打率3割、15本塁打、51打点でチームのクライマックスシリーズ進出に大きく貢献した清宮。プロ2年目の19年に強化試合のメンバーとして侍ジャパンに選出されたが、ケガの影響で出場辞退していて、今回がプロ入り後、念願の侍ジャパントップチーム参加となる。
練習中には井端監督と話し込む姿もあり「久々にいいバッティングを見せてもらおうかみたいな、圧をかけられました」と笑った。プロ7年目での初の大舞台に「チームを勝たせるバッティングができるのが一番。得点圏とか点がほしいときに、点が取れる役割を出せればなと思う」と意気込んだ。














