山陰線の「収支率」「線区営業係数」は、
▼城崎温泉~浜坂「11.5%」「871円」
▼浜坂~鳥取「12.1%」「827円」
▼出雲市~益田「18.0%」「557円」
▼益田~長門市「5.4%」「1862円」
▼長門市~小串・仙崎「8.0%」「1253円」

木次線では、
▼宍道~出雲横田「7.5%」「1342円」
▼出雲横田~備後落合「2.9%」「3424円」
となっています。

JR西日本では、「線区によっては地域のお役に立てておらず、厳しいご利用状況となっています。特に今回お示ししている線区については、大量輸送という観点で鉄道の特性が十分に発揮できていないと考えております」としています。

今後もさらなる人口減少など、環境変化が見込まれることから、持続可能な地域社会の実現に向け、線区の特性の違いや移動ニーズをふまえ、地域のまちづくりに合わせた、今よりも利用しやすい最適な地域交通体系を地域の皆様と共に創りあげていく必要があるとして、「地域の皆様との対話に向けて地域の皆様と課題を共有させていただき、「地域公共交通計画」の策定などの機会に積極的に参画し、地域のまちづくりや線区の特性・移動ニーズをふまえて、鉄道の上下分離等を含めた地域旅客運送サービスの確保に関する議論や検討を幅広く行いたいと考えています」としています。