堀川院長「さっき、『誰も頼れる人がいなかった』って言ってたじゃない? どうやってあなたの場合は乗り越えて来たの?」


中学3年生「ダメだけど、オーバードーズ(薬物過剰摂取)とか、自傷行為とかして」

堀川院長「自傷行為したり、たくさん薬飲むことは、どんな意味があったの?」
中学3年生「逃げ道」

◆未成年の自殺増加にコロナ禍が影響か


国の統計によりますと、福岡県内で自殺した人は1998年のピーク時には1369人に上りました。その後しばらく減少傾向が続いていましたが、2020年から再び増加。2021年は39人の未成年者が自ら命を絶っていて、過去5年間で最も多くなっています。


堀川院長によると、新型コロナの影響で子供たちの生活環境が変わったことも影響していると言います。

堀川院長「コロナで、いろんなものが分断された。関わりが少なくなったり、さらにステイホームということになって、家に閉じこもったり。家が安心できる場所ならいいんだけども、安心できない場所である子どもたちも、たくさんいるんですよね。そうするとなおさら追い詰められちゃうなんてところもあるんですね」