“逆風”押し返し…萩生田氏当選

一方で、逆風を押し返した候補者も。約7500票差の大接戦を制したのは萩生田元政調会長です。旧統一教会との関係に加え、2728万円の不記載で処分を受け、さらに選挙直前、自民党を非公認とされましたが、執念で当選を勝ち取りました。
無所属 萩生田光一元政調会長(当選)
「今回の勝利の中には、たぶん消極的な支持をしていただいた方もいると思う。本当に萩生田で大丈夫かと思った方もきっといると思います。その人たちがやっぱり萩生田でよかったと言っていただけるように、国会に戻って働いて働いて働いて、仕事をもって皆さんに信頼と証明をしていきたい」
現職の大臣もまさかの落選となりました。
牧原秀樹法務大臣(落選)
「ちょっと今まだ何も現実を受け止められないような感じです」
初入閣したばかりの牧原法務大臣です。
牧原法務大臣(15日)
「ここでもし負けてしまうと、史上最も短かった法務大臣になってしまいます」

埼玉5区で立憲民主党の枝野氏に6連敗していた牧原氏。前回は6000票差まで迫りましたが、法務大臣の肩書で臨んだ今回は3万票近く差を開けられての敗北となりました。無派閥の牧原氏はカネの問題とは無縁でしたが、公示直前、旧統一教会の関連イベントに秘書とあわせて37回出席していたことが明らかになりました。
牧原法務大臣
「(自分は)仕事はすごいできるなと思っていたから、もし法務大臣辞任ということになればそれは残念だなという思いはあるが、埼玉5区の有権者の判断なので、感謝して受け入れたい」