裏金“暴露議員”も落選
今回65もの議席を減らすこととなった自民党。大逆風の発生源となったのが、派閥の裏金問題です。
丸川珠代 元五輪担当大臣(落選)
「今回、私、比例重複がありません。小選挙区一本勝負ですのでどうかお助けください」
822万円の不記載があった丸川珠代元オリンピック担当大臣。安倍元総理の妻・昭恵氏や石破総理が応援に駆け付けましたが、1位に約3万票差で落選となりました。

丸川元五輪担当大臣
「私も言葉の限りを尽くして説明させていただいたつもりですが、それが信頼を得るには至らなかった」
132万円が不記載、無所属での戦いとなった宮沢博行氏。

無所属 宮沢博行氏(落選)
「政治資金の不記載から始まり、私の暴露発言、その後の私自身の不祥事が重なり、多くの皆さんの信頼を裏切ったことについて本当に深くお詫び申し上げる」
無所属 宮沢氏(去年12月)
「しゃべるな!しゃべるな!これですよ!」
裏金の問題について、安倍派から口止めされたなどと暴露した宮沢氏。しかしその後…
記者
「パパ活などの女性問題について何かしら記憶にありますか?」
無所属 宮沢氏(4月)
「はい、大変申し訳ございません。記憶にございます」
家庭を持つ身でありながら女性問題が発覚し、議員を辞職しました。選挙戦中、有権者からは厳しい声が…
男性
「やっていることは正しいんだよ。ただ女っ気悪いな」
無所属 宮沢氏
「はいすみません」
今回の選挙戦で感じたことがあるといいます。
無所属 宮沢氏(落選)
「家庭の大事さを改めて感じましたので、それも本当に後世に伝えていきたい。人生どん底だったんですけども、今こうして振り返ると本当に幸せだな」

非公認などを含め裏金問題にかかわった候補者46人は、18勝28敗の負け越しとなりました。裏金問題は投票行動にどの程度影響したのでしょうか。
40代女性(野党に投票)
「今までは自民に入れてました。2000万円(問題)とか裏金がなければ多分自民だったと思う。ちょっと入れたくないかな、今回期待してないなと思った」
20歳男性(白票)
「裏金問題もあって自民党に投票するのはふさわしくない。今回はどこも投票するに値しないかなと思ったので白票で投票した」