自公か立憲か、国民・玉木代表に聞く

そして今後の政局の重要なカギを握ったのが国民民主党です。

国民民主党 玉木雄一郎代表(26日)
「特に私たちは『103万円の壁』の問題を、これを今回絶対やりたいと思っている」

手取りを増やすという現役世代向けの政策を訴え、選挙前の4倍となる28議席を獲得しました。

与党と野党第一党、双方から連携を摸索される立場になったキーパーソンの玉木代表に小川キャスターが問いました。

小川キャスター
「与党から連立のオファーがあった場合、国民民主党としては乗らないと明確に否定していらっしゃる。これは変わらないですか」

国民民主党 玉木代表
「変わりません。何か大臣ポストがほしいとか一切ないので。ただ、これだけ政策を訴えて議席をいただいたので、言った政策は実現したい。特に『103万円の壁』を上げるというのは、早くやりたい。その政策について協力や合意をしていただけるのであれば、それはこちらも相応の協力はいろんな形でしていきたいと思っています」

一方で、立憲民主党と組んで政権交代を目指すかについては、“基本的な政策で一致しないと難しい”という立場を示しました。

国民民主党 玉木代表
「外交安全保障と、そして原発を含めエネルギー政策や憲法、こういった大きな柱となる、幹となる政策については一定の一致を図るべきではないかということは前の泉代表の時から同じことを申し上げている。そういうことについて、きちんとした一定の合意を得ることは、少なくとも権力の運用に携わる意思を持つのであればやるべきだと思います」

小川キャスター
「まもなく首班指名(総理指名選挙)が行われることになります。石破総理と野田代表の決戦投票となった場合どちらに投票されますか」

国民民主党 玉木代表
「今、現時点では『玉木雄一郎』と書きます。特段、両者に今の段階で積極的に入れる理由がないので。投じることによってこれが実現する、私たちが国民に選挙の際に約束した政策が実現するということがあれば入れる理由になりますけど、誰であっても理由がなければ、一票投じても意味がないので。その時は『玉木雄一郎』と書きます。これからまた11月の頭までいろんなことがあると思いますから、各党いろんな協議もしつつ、最終的に決めていきたいと思います」

立憲民主党は“自公の連立には入るつもりはない”との考えを示す日本維新の会にも働きかける考えですが…

日本維新の会 馬場伸幸代表
「私たち国会で常日頃、立憲民主党と接していますが、党内まとまっていないと感じます。そういうところをサポートすることも、できないということになります」