27日に行われた衆院選が「一票の格差」を是正しないまま実施されたのは憲法違反だとして、弁護士グループが選挙の無効を求めて全国一斉に提訴しました。

このうち、宮崎県内でも弁護士のグループが宮崎選挙区と鹿児島選挙区について選挙の無効を求め、福岡高裁宮崎支部に訴状を提出しました。

訴えでは、選挙区によって議員一人あたりの有権者数に開きがあり、一票の格差に差が生じるのは、憲法違反としています。

総務省によりますと、議員一人あたりの有権者が全国で最も少ない鳥取1区で1票の価値を1としたとき、宮崎1区では、0.64票となっています。

28日は、全国14の裁判所で同様の提訴が行われたということです。