27日に投開票が行われた衆議院選挙。
長野1区では立憲民主党の前職・篠原孝さんが、自民党・前職の若林健太さんに1万6000票余りの差をつけ、8回目の当選を果たしました。


公示日の若林さん。

高揚感に包まれるはずの出陣式で、市町村や経済界から集まった関係者が息をのむ場面がありました。

自民 若林さん:
「お支えいただいているすべての皆さんに本当に申し訳なく心からお詫び申し上げます」(土下座)

旧安倍派の若林さん。

派閥のパーティー券収入368万円余りについて、政治資金収支報告書への不記載が発覚し、1月に会見で経緯を釈明しました。

若林さん:
「少し事務所に任せきりだったと大変反省しているところです」

それから10か月後、いわゆる「裏金議員」のレッテルを貼られ迎えた総選挙。

街頭では問題を詫びたうえで、国と地域をつなぐ与党議員の役割を強調しました。

若林さん:
「5年、10年先の夢を形にする、それこそ未来への選択なんです」

比例への重複立候補は認められず、小選挙区で勝つのみという「背水の陣」。

党本部からも続々と応援が。

石破総理:
「若林健太、初心に帰って全身全霊誠心誠意この長野から新しい日本を作るために働かせていただきたい」

高市早苗前経済安保担当相:
「若林健太さん、重量級の予算委員会担当、それから元々公認会計士で経済も明るいですから経済産業委員会担当」

3年前、若林さんに小選挙区で敗れ、雪辱を期す篠原さんは徹底して「政治とカネ」を追及。

選挙戦終盤で自民党の非公認候補者に対するいわゆる「2000万円問題」が表面化したことで立憲への追い風を感じていました。


立憲 篠原さん:
「自分の懐だけ豊かにする。そしてその金を選挙活動につぎ込んで、勝って多数派だと言っている。こういう政治はもうストップしなければいけないと思っております」

選挙戦最終日の26日。

若林さんは長野市の繁華街を練り歩き、有権者一人一人に頭を下げました。

若林さん:
「誠心誠意訴えていく。ただそれだけだとそういうつもりでやってきました。結果はわかりません」

27日午後8時過ぎ・・・

尾関アナウンサー:
「当選確実の報、午後8時に伝えられた篠原さんの会場です。篠原さん会場に姿を現しました」

(ばんざーい)

一方、若林さんの会場では

司会者:
「立民の篠原孝、一部のテレビで当確が出ております」


若林さん:
「結果は私自身の責任。本当に今回の不記載の問題を含め皆さんにお詫び申し上げたい」

若林さんの惜敗率は、比例復活した3区の井出庸生さんを上回りました。

党が重複立候補を認めなかったことへの思いを問われると。

若林さん:
「とくにありません」

一方、維新の若狭さんは、国政初挑戦で3万3000票余りを獲得しました。