「葛藤」育児と競技の両立に齋藤選手は…

しかし、その知らせは長女を授かった時期とも重なり、育児と競技の両立に葛藤します。

齋藤由希子選手:
「自分は、本当に子ども1番で 専業主婦をやりたいくらい子どもが欲しかった。少しずつ競技場に出ていたが、当時は母乳で子育てをしていたので、ミルクの時間とかも気になるし 、時間的な部分では復帰を急ぎすぎたという思いも正直あった。

後悔はしてないです。自分が望んでいたことだったから頑張れたし “これも大変 あっちも大変”と言っているのが幸せだった。 子どもを産めて幸せだし子どもを産みながら競技をやれている環境も幸せ 。競技場に行って自分が試合している時、観客席で旦那と子どもが見てくれているのも幸せ。今しかできないことと思っていたので、出産してから2年間は充実できた期間だった。家族との時間を犠牲にしてしまったけど、 パラリンピック出場という目標にまで到達できた」