27日、投開票が行われた衆議院議員選挙。宮崎1区は立憲民主党の前職が、宮崎2区と3区は自民党の前職がそれぞれ当選しました。また、比例代表の九州ブロックで、国民民主党の長友慎治氏が復活当選しました。

宮崎1区は立憲民主党・前職の渡辺創氏が、自民党・前職の武井俊輔氏に3万票余りの差をつけ、2期目の当選を果たしました。

【宮崎1区】
当選 渡辺 創(立憲・前) 79605
   武井俊輔(自民・前) 49310
   外山 斎(維新・新) 24846
   滋井祐香(参政・新) 17100

(2選を果たした 立憲・渡辺創氏)
「皆様が与えていただいた、新たな任期、しっかり役割を果たしていきますので、どうぞ、皆さんしっかりとこれからも渡辺創の歩みを見つめ続けていただきたいと思います」

一夜明け、渡辺氏はさっそくつじ立ちを行い、支援者に決意を語りました。

(立憲・渡辺創氏)
「さまざまな課題を掘り起こして、多くの県民と問題意識を共有して解決に近づけて努力することに、より力を入れてこだわっていきたいと思っている」

一方、前回、比例で復活した自民党の武井俊輔氏ですが、今回は比例九州ブロックでも及びませんでした。

(自民・武井俊輔氏)
「選挙区で議席をいただけなかったことはすべて私の責任だと、これに尽きるということであります。今後のことは後援会の皆さまとよく相談したいと思います」

激戦となっていた宮崎2区は、自民党・前職の江藤拓氏が国民民主党・前職の長友慎治氏に1万2000票余りの差で競り勝ち、8期目の当選を果たしました。

【宮崎2区】
当選 江藤 拓(自民・前) 74367
   長友慎治(国民・前) 61603
   白江好友(共産・新)  6113

(8選を果たした 自民・江藤拓氏)
「故郷のために、日本のために、私のすべての命を燃やし尽くして働いていこうと今、心に誓っております」

激戦を制した江藤氏は、一夜明けて喜びを語ると共に、後援会組織の若返りを図り臨んだ選挙戦で、手ごたえも感じたと話しました。

(自民・江藤拓氏)
「次の選挙につながる新しい態勢が、確かに票数自体は減りましたが、しかし、失った票以上に得たものも大きかったなと言うふうに感じています」

一方、国民民主党の長友慎治氏は、小選挙区で敗れたものの、比例代表の九州ブロックで復活し、2回目の当選を果たしました。

(国民・長友慎治氏)
「きょうから、また、しっかり地元を回り、この宮崎の課題解決にまい進してまいります」

長友氏は、選挙区であと一歩及ばなかったことに悔しさをにじませながらも、次へ向け、決意を新たにしました。

(国民・長友慎治氏)
「素直に言えば、壁は高かったなということですね。私自身、私の陣営をより一回り、二回り、強くしていくためのできることをきょうからやりたい」

宮崎3区は自民党・前職の古川禎久氏が9万4000票余りを獲得し、8期目の当選を果たしました。

【宮崎3区】
当選 古川禎久(自民・前) 94009
   新村初代(共産・新) 24733

(8選を果たした 自民・古川禎久氏)
「かつてになく苦しい、苦しい選挙戦でした。この先大切なことは、自民党が徹底して反省をして、徹底して自己改革をする。私は進んでその役割を担いたい」

県内小選挙区の確定投票率は50.61%と、前回3年前の衆院選を3.05ポイント下回りました。