大分県別府市鍋山地区を予定地とする「東洋のブルーラグーン構想」で、この計画を巡り定例市議会に提出している調査予算案を市が撤回する方針を固めたことがわかりました。
(田辺記者)「別府市鍋山地区で計画されている東洋のブルーラグーン構想は長野市政の目玉事業でしたが、市民や議会の反対もあり計画変更を余儀なくされました」
この構想は別府市鍋山地区で温浴施設を備えた公園を整備する計画です。第三者委員会は最適地を上人ヶ浜地区と答申したものの、市は9月の定例市議会に鍋山地区を調査する事業で1500万円の補正予算案を提出。今月7日に開かれた議会の常任委員会では、温泉資源への影響などから反対意見が相次ぎ、予算案を否決。旅館組合をはじめ、市内の複数の団体も反対の意向を示しているということです。
複数の関係者によりますと、別府市は鍋山地区で進めるブルーラグーン構想を見直し、関連予算案を撤回する方針を固めたということです。その一方で、健康と観光を組み合わせた拠点施設を検討する代替案が浮上。調査費などにかかる900万円を新たな補正予算案として市が計上する見通しです。別府市の長野恭紘市長は14日、会見を開き、詳しい経緯を説明するとみられます。
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