■洋服の思い出に耳を傾けてみる

「ぜひ見ていただきたいのがこちらの展示スペースです。こちらは洋服とその持ち主との関係性に焦点を当てた展示となっています」というのは青森県立美術館広報担当の長谷川睦さん。
暗幕で仕切られたコーナーには、ミナ ペルホネンの服の持ち主が、思い出を文章でつづり服と共に展示されています。愛着のある一点物が大切な記憶として残り、家族にも受け継がれていく物語が紹介されています。
青森県立美術館広報担当の長谷川さんもおすすめ
洋服とエピソードがつづられています
時を超えて変化するモノと変化しないモノ。ブランドの継続性と共に、受け継がれることの価値を目の当たりにしたようでした。企画展について、デザイナーの皆川さんはこう語ります。
皆川 明さんに企画展の見どころをうかがいました
デザイナー 皆川明さん「いつ作られて、どのようなスタイルかを展示するだけではなく、そのデザインがどのように作られたか、お客様の手に渡った時に、それがデザインという物質から記憶に変化していくということをお伝えしたいと思いました」

■青森ならではのグッズを購入してみる

企画展にあわせてミナ ペルホネンの洋服やバッグ、雑貨などを取り扱うショップが開設!青森限定グッズも販売されています。ブランドのコレクション、花を加えた鳥のデザインが焼き印で入ったりんご木箱です。材質はりんご箱に使われる赤松無垢。木の香りあふれる青森ならではのグッズ、おすすめです。
特設ショップ
青森会場限定のりんご箱(左側)

2019年の東京都現代美術館を皮切りに全国を巡回する今企画展。4カ所目となる青森での展示は、過去最大規模の展示数になっています。芸術の秋、自分ならではの楽しみ方で、アートに触れてみてはいかがでしょうか。

「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」
会場 青森県立美術館/会期 10月2日(日)まで/開館時間 9時30分~17時(入館は16時30分まで)※24日(土)は20時まで開館(入館は19時30分まで)/休館日 9月26日(月)