松本市の高校生が23日、市議会議員と一緒に、「松本のまち」について学びました。

松本駅前に集まったのは、梓川高校の2年生およそ30人と市議会議員の12人。


地域について知る「探求」の授業の一環で、グループにわかれて中心市街地に出ました。

こちらのグループは、2025年3月に閉店する老舗の井上百貨店を訪れ、井上博文(いのうえ・ひろふみ)副社長のもとへ。

高校生:
「井上がなくなったあとの松本について考えていることはありますか」
井上副社長:
「街づくりに寄与する形に変わってくれたら」

事前に考えた項目をもとに、今後の戦略や街への思いなどを聞きました。

一方、別のグループは…

「インタビュー。街の人に。外国人の方と、市民の方と、あと観光客の方に…」

街を歩きながらインタビューする相手を探しますが、なかなか見つかりません。

そこは、街をよく知る市議会議員がフォロー。

知り合いのお店の人を紹介してくれ、話を聞けることになりました。

高校生:
「おすすめの観光地とかありますか?」
店の人:
「観光地…松本の…山だね。山が好きでぼくこっちに移住してきたんですよ。だから本当に、街ぶらぶらして山を見るだけでもいい街だと思うし」

さらに。

高校生:
「今後の松本市に期待することを…」
市民:
「道路整備をもう少ししっかりしてほしい。ここに来るにも、そこ出てきたら一方通行じゃない。城下町だからしょうがないのかなぁ」

通りかかった、酒造店では。

酒造店の関係者:
「水飲んだ?みんな味が違うんですよ。井戸ごとに違うの」

松本の名水で作った甘酒もごちそうになり、舌でも街の魅力を学びました。

高校では今後、市の魅力や課題についてまとめ、2025年1月には、市議会の議場で発表する予定だということです。