24日、木曜日に迫ったプロ野球ドラフト会議。高校野球強豪校がひしめく神奈川で注目されているのが横浜隼人高校3年・沼井伶穏(ぬまい・れおん)投手だ。
ナイジェリア人の父を持ち、身長は186cm。最大の特徴は身長を10cmも上回る196cmのリーチであり、その右腕から最速151キロを繰り出す。
沼井伶穏:
腕をムチのように使えるというか、他の人よりもリーチの距離が長く取れるので、その分球速も上がりやすいのかなと思います。
長いリーチを生かし投げ下ろすストレートは威力抜群。中学時代4番手だったという沼井投手はチームを支えるエースへと成長した。
叶えたい夢「ナイジェリアの子供達のために水道を引く」
そんな彼がプロになって叶えたい夢があるという。
沼井:
ナイジェリアの子供達のために水道を引くっていう所と、ナイジェリアの子供達のお手本になりたい。
父の母国・ナイジェリアは西アフリカ沿岸部に位置し、気候変動や紛争等によって食料や水不足に陥っており、約355万人の難民が支援を必要としている(24年7月現在※UNHCR:国連難民高等弁務官事務所より)。
沼井:
自分のお父さんがナイジェリアの出身なので、ナイジェリアの事について調べていくうちに、自分達と違う環境があるという事を知って、何か助けになる事はないかなと思って、自分がサポートしたいなと。














